技術情報
工事現場の防音シート
2022/12/25
- 無響室・防音室のソノーラ
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- 工事現場の防音シート
解体工事や建物の建設工事の際に、「防音」と書かれた防音シートで仮囲いをすることは多く、一度は目にされたことがあるのではないでしょうか
防音シートは、歩道や近隣への視覚的な目隠し目的、工事の際に発生する騒音を遮断する目的、粉塵などの流出防止などの目的があります。
防音シートは、足場パイプに括り付けて使用します。
ただ、現実的には騒音防止の観点では防音シートだけでは不足しています。その理由として
- 完全密閉が出来ない:シート同士の隙間からの音漏れ、開口部からの音漏れが発生
- 吸音処理が出来ない:囲い込んだシートに音が反射してしまう
- 遮音性能が低い:シート単層だけでは遮音性能は高くありません
つまり、防音シートは直接音が伝わらないように配慮した「邪魔板」という目的であると言えます。これらの問題を解消するために、現在では、防音シートの片面に吸音処理をしたマット状の製品や仮設防音パネルも販売されています。
ただ、これら既存品もまだまだ性能面での改良の余地はあり、またコストの問題もあり、今後より良い製品が求められるでしょう。(特に雨に弱い吸音材の選定や施工性、目地の密閉など)
当社では、現在仮設騒音対策用の製品を開発中です。いつか、弊社製品がお役に立つ日が来ることを願っております。
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