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吸音クサビとは?
2023/04/29
- 無響室・防音室のソノーラ
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- 吸音クサビとは?
吸音クサビは、無響室に設置される吸音材料の一種であり、クサビの形状を持つ特殊な吸音材料のことを指します。
吸音クサビは、一般的に、無響室における音響環境を改善するために使用される吸音材です。吸音クサビは、その形状がクサビのように尖っているため、音波の反射を減少させ、音響エネルギーを吸収する効果を持ちます。
吸音クサビは、無響室の壁や天井、床面に取り付けられます。また、吸音クサビは、測定条件、無響室の測定可能下限周波数などに合わせて異なる形状、材質が選択されることがあります。
吸音クサビの形状
吸音クサビが尖った形状を持つのは、音波の反射を低減し、吸音効果を促進するためです。
尖った形状の吸音楔は、音波が楔の表面に当たった場合に反射されずに、楔の内部に入るように誘導します。これにより、音響エネルギーの反射を低減し、室内空間における反射音を減少させる効果があります。
また、尖った形状は多くの表面を持ち、表面積が大きいため、吸音面積を増やすことができることから、より多くの音響エネルギーを吸収することができます。さらに、尖った形状は、音波の乱反射を促進する効果があります。音波が尖った形状の表面に当たると、多くの反射点が生じるため、音波のエネルギーが効果的に分散され、吸音効果が増強されます。
以上のように、吸音クサビが尖った形状を持つことにより、反射の低減や吸音効果の促進を実現し、より高い吸音性能を発揮することができます。
ただし、無響室には、必ずしも吸音クサビが必要というわけではありません。無響室の設計や仕様によって異なります。
無響室は、外部からの音を最小限にし、室内の音響測定や音響試験を正確に行うために設計された部屋です。一般的に、無響室の壁や天井には吸音材が使用されますが、吸音クサビが必要かどうかは、無響室の用途や測定・試験の要件によります。
前述のように、吸音クサビは、尖った形状を持ち、多くの表面を持つことで反射の低減や吸音効果の増強を図ることができます。そのため、無響室内での反射音を最小限に抑えるためには、吸音クサビが使用されることがありますが、他の吸音材や吸音パネルなど、異なる形状や特性を持つ吸音材を使用することで、充分な吸音性能を実現することも可能です。無響室の設計においては、目的や要件に応じて吸音材の選定が行われ、必要に応じて吸音クサビを使用するかどうかが検討されます。
ソノーラでは無響室の吸音クサビ、吸音クサビ以外にも新たな無響室用吸音材を開発しています。
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