技術情報
第1, 2, 3種機械換気について
2024/09/16
- 無響室・防音室のソノーラ
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- 第1, 2, 3種機械換気について
機械(ファン等)により室内外の換気を行うことを機械換気方式といい、上図のように主に3種あります。
第1種機械換気
給気口: 給気ファン/排気口: 排気ファン
第2種機械換気
給気口: 給気ファン/排気口: ファンを取り付けず
給気ファンにより室内にエアを送り込む方式
第3種機械換気
給気口: ファンを取り付けず/排気口: ファン
排気ファンにより室内のエアを引き出す方式
これらは、ファンを使用した一般的な換気方式ですが、図の通り、方式により室内外の圧力が変わります。
正圧: 圧力が高い/負圧: 圧力が低い
空気は圧力が高いところから、低いところに流れます。
換気方式と圧力について、一般的な解説はここで終わることが多いのでしょうが、当社の無響室や防音室は居室などとは異なります。換気をしつつ防音をしなくてはなりません。
無響室や防音室は、密閉された空間です。密閉された空間を換気するためには、給排気それぞれに消音器(サイレンサー)を取り付ける必要があります。
つまり、給排気口以外は密閉された空間であり、開口部分である給排気口から流出入する音、空気の流れに乗る音、圧力差を考えなくてはなりません。また、気密性の高いマンションなどで、ドアが閉まりにくいなどということを聞いたことはありませんか?密閉された空間では室内外の圧力差により様々な現象が起こったりもします。防音ドアが外開きなのか、内開きなのか、それが負圧なのか正圧なのかで締め具合なども変わってきます。
では音という観点ではどうなるでしょう?
この記事をご覧になっている皆様、これらの換気方式で生まれる室内外の圧力差は音の変化に影響すると思いますか?
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