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無響室は危険な部屋？無響室に入った際の違和感、その原因は？
2024/10/30
- 無響室・防音室のソノーラ
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無響室に入ったことがある方は御存知でしょうが、異空間のように感じたり、違和感を覚えることがあると思います。個人差はありますが、「キーン」と耳鳴りがしたり、独特の気持ち悪さや浮遊感を体験することがあります。
その原因について記載したいと思います。
1. 無響室は非常に静かである
無響室は、高い遮音性を持つ壁や天井で仕切られ、密閉された部屋です。そのため、外部の音がほとんど入ってこないため、非常に静かです。この静かさは、生活環境ではなかなか体験しにくいため、違和感があります。
人は静かな空間に身を置くと、耳鳴りがすることがあります。（筆者は無響室に入るたびに激しい耳鳴りがしてしまいます。）
以下、AIによる「静かな環境下での耳鳴りの原因」についての説明です。
| 1. 音の対比 | 静かな環境では、周囲の音が少ないため、耳鳴りの音がより明瞭に聞こえます。 |
|---|---|
| 2. 注意が向く | 静かだと、自分の体の感覚に意識が向きやすくなり、耳鳴りに気づきやすくなります。 |
| 3. 聴覚の補完 | 静かな場所では、脳が音を求めて耳鳴りを「補完」しようとする場合があります。 |
2. 無響室は吸音された空間である
無響室は壁、天井に吸音クサビという特殊な吸音材を施工していますので、無響室の中で発生した音が跳ね返ってきません。生活環境では、例えばリビングルームですと、テーブルや棚、壁や照明、窓などが音を反射しますので、それなりに反響もしますが、無響室では音を反射させるものがありません。そのため、無響室の中で手を叩くと「パーーン」という音ではなく「ペチン」という音になります。
吸音されすぎた空間では、日常空間との音の聴こえ方が異なりますので、これが違和感の原因にもなります。
以下、AIによる「吸音空間における違和感の原因」についての説明です。
| 1. 音の減少 | 吸音材が音を吸収するため、反響やエコーが少なくなり、普段の環境とは異なる静けさが生まれます。この静けさが不安感を引き起こすことがあります。 |
|---|---|
| 2. 感覚の変化 | 吸音された空間では、通常の音環境と比べて音の質感が異なるため、耳が慣れていない新しい音の感じ方に戸惑うことがあります。 |
| 3. 身体の音の意識 | 静かな環境では、心拍や呼吸音など、自分の身体から発生する音に敏感になり、これが違和感を引き起こすことがあります。 |
| 4. 心理的要因 | 普段の音に囲まれていると安心感を得られるため、静かな環境にいることで孤独感や不安感を感じることがあります。 |
筆者の知り合いの音楽家は、無響室に入った瞬間に気持ち悪さを感じすぐに出ていってしまいました。
これらのことから、無響室では感覚的、心理的に違和感を感じることがあり、一部、危険な部屋であったりなど、都市伝説のようなこともいわれます。
しかし、毎日のように無響室内で測定、研究開発をされている方々もいますし、人によっては静かで心地よい空間と感じる場合もあります。
無響室は、危険な部屋とはいえませんが、体が独特の空間に慣れるまでは、長時間の使用は控えた方がよいかもしれません。
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