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無響箱内の反射音が暗騒音に与える影響
2024/03/08
- 無響室・防音室のソノーラ
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無響箱には、スチールテーブルとウレタン吸音マットが標準装備されています。
スチールテーブルは、当然、音の反射をしますので、反射音を抑える場合には、測定試料をウレタン吸音マットの上に載せることを推奨します。
※あくまでも標準仕様です。御要望に応じて、試料の形に合わせてマットを3D加工する、メッシュテーブルにするなどの設計も可能です。
では、ウレタン吸音マットの有無で、箱内暗騒音にどの程度影響があるかを測定しました。
(音源:ピンクノイズ)
単位dB
Hz | AP | 63 | 125 | 250 | 500 | 1000 | 2000 | 4000 | 8000 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ウレタンマット無し | 64.1 | 11.6 | 30.7 | 39.4 | 47.2 | 50.0 | 58.4 | 60.9 | 58.2 |
ウレタンマット有り | 58.4 | 8.9 | 31.8 | 40.9 | 48.7 | 52.4 | 52.1 | 52.7 | 51.2 |
差 | 5.7 | 2.7 | -1.1 | -1.5 | -1.5 | -2.4 | 6.3 | 8.2 | 7.0 |
上記のように、反射音の影響が確認出来ました。
特に、高周波域(2000〜8000Hz)
無響箱にはオプションで照明や測定のためのジグを設計することがあります。これらの音波反射音の影響がないように設計することがポイントとなります。
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