技術情報
ソノーラの振動防止技術
2018/08/23
- 無響室・防音室のソノーラ
- 技術情報
- ソノーラの振動防止技術
無響室への振動防止策例
無響室内は、非常に静かな空間であり、より低周波音域で音響測定が出来る程、高い性能を持つ無響室です。無響室を設置した周囲に振動発生源(ポンプや工作機械、人間の歩行振動、作業車走行音)がある場合、振動を伴った低周波音(送風機、工作機械、その他環境騒音)が発生する環境では、無響室の性能に悪影響を及ぼさない様に、振動防止が必要です。無響室に関連する振動防止には、主に“除振”と“制振”の2種類の方法があります。
[除振技術] 無響室設置面への除振体の設置
ソノーラでは、各無響室の除振設計を行っています。対象周波数から除振体の設置個数と選定をし、外部振動が無響室に影響を及ぼさない様にシミュレーションします。シミュレーションには、振動解析ソフトを使用します。
[制振技術] 無響室壁天井パネルへの制振層設置、制振構造設計
ソノーラの遮音パネル“ソラメタ”には、制振層と制振構造を組み込んでいます。制振層は、制振材の摩擦損失(摩擦ダンパー)等により、振動エネルギーを熱エネルギーに変換し、振動を減衰します。制振構造には、スティフナー(補剛材)やインナーボルト(トルクによる剛性調整)を設計します。
- 振動解析ソフト : 3D-CAEシステム Solid Works Simulation Premium 2011(DSS社)
- 振動計:VM-53(リオン)等
- << 一般的吸音材の紹介
- 新型吸音材BFPを開発しました >>
技術情報 新着記事
-
2024.11.20
無響室における吸音クサビ単体の吸音率について -
2024.11.09
【HBK×Sonora】VSAC+音響計測関連商品の御紹介 -
2024.11.05
吸音板「BFB」の施工方法御紹介 -
2024.11.05
クリーンルーム内での吸音材の使用について -
2024.11.05
逆二乗測定装置の開発その1 -
2024.11.04
音響性能保証の重要性について -
2024.10.30
無響室は危険な部屋?無響室に入った際の違和感、その原因は? -
2024.10.24
無響室、無響室業界の変遷(20年間)と未来 -
2024.10.19
密閉をしなくても防音は出来る?? -
2024.10.14
発泡ゴム・発泡ウレタンの防音材としての特性
SHOW ROOMソノーラ・ショールームのご案内
無響室・防音室メーカーであるソノーラテクノロジーでは、東京、静岡、愛知、兵庫を拠点に、全国対応が可能です。音響測定・調査・診断~設計製造・施工・保証迄の自社一貫体制です。また御殿場市の「富士山テクニカルセンター」には無響室・防音室のショールームがあります。実際に測定器を使用した状態で、当社製品の高い性能を確認いただきながら、独特の無響空間を体感することができます。またショールームの他に、当社紹介の映像、工場の見学も合わせて実施しております。国内にて無響室を無料開放している機関はほとんどありません。製品の購入を検討されている方、当社へ興味をお持ちの方、 一般の方、メディアの方など業務外での御利用も可能です。是非お越し下さい。
※現在、一時的に一般個人の方の見学予約を中止させて頂いております。御了承の程お願い致します。
〒412-0046 静岡県御殿場市保土沢1157-332 東名高速道路 御殿場ICより約15分
TEL 03-6805-8988 / eFAX 03-6740-7875(全支店共通)
CONTACTお問い合わせ・パンフレット請求
ソノーラテクノロジーの商品に関するお問い合わせやご相談は お問い合わせボタンよりお気軽にご連絡ください。 資料を郵送でご希望の方はパンフレット請求ボタンよりご連絡ください。