技術情報
風洞実験室+無響室
2022/04/20
- 無響室・防音室のソノーラ
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- 風洞実験室+無響室
近年、風洞実験室と無響室の組み合わせによる案件が増えてきています。
事例:風洞装置+組立式半無響室
風洞(風洞実験室)とは?
人工的に小規模な流れを発生させ、実際の流れ場を再現・観測する装置ないし施設。発生させた流れの中に縮小模型などの試験体を置き、局所的な風速や圧力の分布・力・トルクの計測、流れの可視化などを行う。
風洞を用いたこのような実験は風洞実験あるいは風洞試験と呼ばれ、航空機・鉄道車両・自動車など高速で移動する輸送機械や、高層ビル・橋梁など風の影響を受け易い建築物の設計に用いられている。
この設備は、風洞だけで50M近くの全長となるなど、大型の規模となることが多いです。そのため、工場出荷前の仮組立だけでも非常に大掛かりとなります。
風洞実験室+無響室の設計では、送風機、拡散胴、空調コイル、コーナーベーン、集合胴、整流装置、縮流胴などと共に、サイレンサーダクトを設計します。また、室内の環境として気流温度範囲や風速範囲(例:20〜260km/h)などの条件を設定します。風速はインバータで制御を行います。
無響室は、測定可能下限周波数や遮音量、暗騒音、測定地点での騒音値の設定を行い設計します。
これら諸条件を確保した上で、測定室として成立させる必要がありますので、様々な知識と経験が求められます。当社では風洞試験における無響室の実績が多数ありますので、お任せください。
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