技術情報
無響室内の逆二乗測定装置
2021/07/19
- 無響室・防音室のソノーラ
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- 無響室内の逆二乗測定装置
無響室では、無響室内の吸音特性(逆二乗則を満足しているか)を確認するために、移動式マイクロフォンを使用した測定を行います。逆二乗測定は、非常に手間の掛かる作業です。
当社では、最近ISO26101に合わせた測定を行うことが多いです。無響室にワイヤーを張り、手動のギアで少しずつ移動しています。1つの無響室で逆二乗測定を行うために、2日掛かる場合もあります。そこで、当社は、各社がどのように測定しているのかを調査しました。
当社の音響技術顧問から、中国の同経大学で自動型マイクロフォンを使用しているという情報を聞きました。どうやら北京の音響研究所が開発したようですので、問い合わせたところ、内容については公開出来ませんが興味深い装置でした。
しかし、自動移動式装置は、手動に比較すると操作が簡単ですが、セッティングに時間が掛かります。逆二乗測定では、様々なスピーカーを使用しますので、スピーカーの大きさや形状が異なります。そのため、スピーカーの中心地点に合わせてワイヤーやマイクロフォンを都度セットしなくてはなりません。
そのため、現在当社では、移動式マイクロフォンの開発に取り組んでいます。近々発表させて頂きます。
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