技術情報
組立式残響室
2021/02/14
- 無響室・防音室のソノーラ
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当社は組立式無響室のメーカーですので、”残響室”は製造していないと思われることがあります。でもそれは違いますし、むしろ得意です。残響室は無響室ほど重要があるわけではないですが、それでも実績はあります。
残響室の実績は多数あるとはいえませんが、残響箱であれば多くの実績があります。当社で残響室を設計する際は、組立式無響室同様、”組立式残響室”がメインとなります。
「いやいや、無響室は組立式が出来たとしても、残響室は絶対無理だろう・・」と他の防音メーカーは言うでしょう。残響室はコンクリートでないと造れない!パネル組立式だと鋼板の自己雑音が発生するだろう!それは一般的な考えです。ですが、すでに組立式残響室は存在します。
組立式残響室は鋼板を主に設計します。従来のようなコンクリート造りではなく、コンクリートは一切使用しません。考案当初は、当社技術顧問(YAB)も「鋼板造りでは実現不可」と言われましたが、様々なシミュレーション、テストを行い実現することに成功しました。
下記は過去自動車部品メーカーに納入した組立式無響室-組立式残響室の音響測定結果報告書の一部です。
当社では、2021年に組立式残響室の規格化を行う予定です。組立式とすることで、解体移設が可能、現場工期が短い、寸法精度の高さ、低コストの実現など様々なメリットがあります。
また、残響室だけではなく、残響箱の実績もあります。ユーザー御要望の音響測定環境に合わせて1から製造致します。是非御相談下さい。
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