技術情報
工場設備の騒音で困ったら、このようにしましょう!
2020/12/14
- 無響室・防音室のソノーラ
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- 工場設備の騒音で困ったら、このようにしましょう!
工場で働く方はよく知っていると思いますが、工場設備の騒音はうるさい(静かな設備もあります)ですね。
そして一日中ずっとその中で働くと、従業員にとってかなりしんどいです。酷い場合は、耳栓をしなくてはならなりません。
また、場合によっては管理区分がIIIになって、工場の評価も悪くなります。
このようなお困りがありましたら、すぐ業者を呼ぶのではなくて、まず次のことを把握しましょう。
1. 騒音対策目的の把握
ただ単純に「設備がうるさいからそれを防音したい!」ではなくて、次のように目的をはっきりさせましょう。
- ① 従業員の作業環境の改善か
- ② 管理区分をアップしたいか
- ③ 単に設備に何らかの対策を打ちたいか
とにかくその目的をしっかり把握したほうがいいです。
なぜなら、防音方法はたくさんありますが、防音業者はお客様の目的が分かってこそ、現状に合わせて最適な提案ができるようになるからです。
2. 現状把握
弊社は設立後、数え切れないほどの工場騒音相談を受けました。その中で「とりあえず来てくれ」というお客さんも少なくありません。
それは別に良いのですが、実際に現場に行ったら、目的が分からなくて、複数の提案から選べなかったり、落とす騒音量に該当する見積の金額に納得がいかなかったりするケースがあります。
このようなことを防ぐために、下記のことを事前に把握しましょう。
① 環境騒音を測定する
もちろん騒音計を持っていない工場もたくさんあると思いますが、その時はレンタルの騒音計やスマホの簡易騒音計でも良いので、どこの場所で何dBか、「うるさい」という言葉ではなくて、数字で表現すれば、現場のうるささが「ある程度」把握できるようになります。
② 設備の作業性や大雑把な寸法
この設備はカバーされたら、しょっちゅう開けたり閉めたりするか、それとも部分的に開けたりするか、そしてどのぐらいの寸法があるのか
これらの情報があれば、防音業者は大まかな設計ができるようになり、提案も具体的になってくると思われます。
③ 予算の把握
工場の騒音を解決するために、どのぐらいの予算があるのか、それをしっかり把握しましょう。
もちろんそれは防音業者さんに教える必要はありませんが、対策方向を決めるときに、一つ重要なパラメーターになります。
例えば、設備自体の特徴でカバーすることができない場合、作業場で防音室または防音パーティションを作るか、或いは近所の住民に迷惑をかけないように防音壁を作るか
これらの対策はそれぞれ規模が違うので、金額も大きく違ってきます。
以上3つは、どこの防音業者に騒音対策の相談を持ち掛けても、ぜひ把握して頂きたい内容です。
ちなみに、弊社が騒音対策を施す原則としては、、出来る限り音源から対策を立てることです。なぜなら、費用が安く抑えられる上に、効果も大きいからです。
もしそれがどうしてもできない場合は、お客様の現状に合わせて、御予算の範囲内で最大限騒音を落として、お客様の悩みを解決する提案を致します。
弊社の騒音対策の流れは「騒音対策・防音工事プロセス」をご覧ください。
また、下図のように、弊社は数多くの騒音対策実績があります。そしてたとえ対策したい設備が入っていなくても、弊社は過去豊富な経験で、お客様が満足頂ける提案を致します。(詳しくは「工場の騒音を対策したい」をご覧ください。)
音源 | 工場製造ライン・送風機・クーリングタワー・せん断機・鍛造機・圧縮機・プレス・ブロワー・フォーミングマシン・ベンディングマシン・コージェネ・圧延機械・配管・タービン・ブラスト・チラーユニット・ダクト・モーター・チッパ・粉砕機・油圧ユニット・ポンプ・プラント・織機・発電機・内壁反響騒音・工作機・バイブレーター・ダイナモ・コンベア・振動試験機・各種試験機・他 |
---|---|
対象 | 騒音規制法・労働安全衛生規則・環境アメニティ・ISO9001・ISO14001・他 |
測定 | 普通騒音計・精密騒音計・OCTフィルター・スピーカー・雑音信号発生器・他 |
対策 | 防音カバー・サイレンサー・防音壁・遮音/吸音工事・防振工事・他 |
まずはお問い合わせより御連絡ください。
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