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-暗騒音とは? アラカルト08-

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暗騒音 Background noise


 ある場所で、特定の音を対象として考える場合に、対象の音が無い時の、その場所における騒音を、対象に対しての暗騒音と言います。

 例えば、半無響室内で音響パワーレベルにおける自動車のアイドリング騒音測定を実施した場合、半無響室内に自動車を設置し、エンジンを起動しアイドリング状態になった時点の騒音(仮に70dB)を対象とすると、設置前の半無響室内の環境騒音(仮に15dB)が暗騒音であると言うことになります。つまり、室内暗騒音15dB(A)上で、自動車アイドリング音70dB(A)の音響を測定するということです。

 対象の音がある場合、無い場合の騒音計の指示値の差が10dBを超える時は、対象音は暗騒音に影響されていません。最初の指示値が対象音の騒音レベルになります。指示値の差が10dB以下の場合、JIS Z 8731(騒音レベル測定方法)に従い、下表に示す暗騒音の影響に対する指示値の補正をして、対象音の騒音レベルを推測することが出来ます。

 暗騒音が80dB(A)の場所で、ある機械を運転して83dB(A)の指示値を得たとすれば、指示値の差は3dBであるから、その機械単独の騒音レベルは、下記表 から3dB(A)を補正して、80dB(A)と推測されます。暗騒音を正確に把握することは、音源の特徴を捉えることに役立ち、的確な音対策を検討するための手法です。
 

 
指示値差 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
補正値 -6.9 -4.4 -3.0 -2.3 -1.7 -1.25 -0.95 -0.75 -0.60 -0.45


 ▼暗騒音と対象音とのレベル差が、10dBを超える時は、暗騒音の影響は無視出来る
 ▼レベル差が、10dB以下の時は、暗騒音補正値から騒音レベルを推測出来る
 ▼対象音の騒音測定を実施する場合は、周辺の機器等を停止して、暗騒音の騒音レベルが
  小さい状況を配慮する必要がある
 ▼暗騒音のレベルが変動する場合、補正は出来ない
 ▼周辺の機器等を停止し、レベル差10dBを確保することが理想である


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